誰も知らない花でした。
ながれの水ははるばると、
とおくの海へゆきました。
大きな、大きな、大海で、
小さな、小さな、一しづく、
誰も、知らないみそはぎを、
いつもおもって居りました。
それは、さみしいみそはぎの、
花からこぼれた露でした。
(日本‧金子みすず‧《みそはぎ》)
【日語中譯】
長在河岸上的千屈菜,
開著誰也不認識的花。
河水流了很遠很遠,
一直流到遙遠的大海。
在很大的、很大的、大海裡,
有一滴很小的、很小的、小水珠,
還一直想念著
誰也不認識的千屈菜。
它是,從寂寞的千屈菜的花裡,
滴下的那顆露珠。
(日本‧金子美鈴‧《千屈菜》)
【桑言桑語】
滴落的露珠依然想念著花朵,離鄉的孩子依然眷戀著父母家人,分別的朋友情人依然牽掛著對方。同心而離居,從來就是一件令人寂寞的事啊。
【詩情畫意】
(Morning Moments, by DeingeL)
【佳句拾遺】
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